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S.XIII (航空機) : ウィキペディア日本語版 | S.XIII (航空機)
スパッド S.XIIIは第一次世界大戦期のフランス、スパッド(Société Pour L'Aviation et ses Dérivés)が開発した単発、単座、複葉の戦闘機である。 == 概要 == 基本的には成功作だった前作のスパッド S.VIIの拡大改良型である。設計者のルイ・ベシュローはエースのジョルジュ・ギンヌメールと親交があり、彼の提案によってS.VIIを改良したS.XIIを設計したが一般の操縦者には扱い辛かった為、極常識的な設計とした物が本機である。発動機の出力を強化した他、翼平面形を改良、補助翼も増積した。この結果旋回性能がかなり改善されたが、離着陸時の安定性については相変わらず問題があった。武装はヴィッカース7.7mm機銃2挺である。速度性能はその当時の何れの主力機よりも速く頑丈であり、特にその急降下性能は有名である。 初飛行の翌月にはフランス空軍での配備が開始され、米陸軍航空隊では1920年まで運用されている。また大戦後にもチェコ・スロバキア、ポーランド、日本に輸出された。 本機はギンヌメールの他、ルネ・フォンク、フランチェスコ・バラッカ等エースの乗機としても名を馳せた。
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